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      普通の主婦の、怖くない不思議体験と地震予測日記(関東発信)

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    心が重いから・・・4

    日常から離れた光景を目の当たりにして、心臓がまだドキドキしていました。

    おばあさん宅に到着したのは、すでにお昼に差し掛かっていました。

    「ずいぶん遠くから、わるいねー」

    初めて会ったばかりなのに、なぜか懐かしい。
    伝説母の実家の東北弁はまったく聞き取れないですが、福島弁はほとんど理解できました。
    もしかしたら、私に気を使ってできるだけ標準語でしゃべってくれたのかもしれないけど。

    州 ̄ 台  ̄州 さあ、何でもやりますよ。まずはこの段ボール開けてみましょうか。

    おばあさんの一人暮らしだから数はさほど多くはないものの、3つある部屋の1つは段ボール部屋になっていました。

    箱を開けてみると、最初に出てきたのは明らかに何年も前の洋服。
    これは着ないんじゃないの・・・。
    タンスの中はいっぱいだから、どこにしまって良いものやら。

    州 ̄ 台  ̄州 T(おばあさんの名前)さん、まず捨てて良いのと取っておくのと、分けよう!

    おばあさんはあまり気乗りがしない様子でしたが、それでは一向に片付かないであろうことは容易に想像できたので、
    私は衣装ケースとゴミ袋を用意して、その場で一着ずつ振り分けることにしました。

    ところが・・・

    州 ̄ 台  ̄州 これは?

     それは○×さんにいただいた服だからなぁ~

    州 ̄ 台  ̄州 じゃ、これは?

     それはあったかいからとっとく

    州 ̄ 台  ̄州 ・・・これは?

     これは▽□さんと一緒に買った服だよ~


    ・・・ か、か、かたづかない。(笑)

    州 ̄ 台  ̄州 気持ちは分かるけど、このまま持っててもきっと着ないでしょうから、思い切って処分しましょう!

     いやー・・・

    そんなやり取りが数十分、いやそれ以上?続きます。
    何だか時間がゆっくり流れていくような、不思議な感覚。
    普段の自分の生活がせわしないのか、ここがゆっくりすぎるのか。

    外に昼食を買いに行った知り合いが戻ってきて、教えてくれました。
    ○×さんは震災前に病気で亡くなり、▽□さんは震災で家族を失い遠くの親戚宅に身を寄せたこと、その他の知り合いもそれぞればらばらになってしまったことを──。

    州 ̄ 台  ̄州 そっか・・・

    おばあさんは幸い自宅は無事だったものの、仲良しだったお友達と離れ離れになり、買い物に便利だった近所の商店街を失い、足が悪いので買い物に便利なこの場所に引っ越してきました。

    海に近かった場所は、近県に済む息子夫婦がよく孫を連れて遊びに来てくれました。
    二人目の孫が産まれて少しして、あの震災。

    津波被害のあった街では、息子夫婦が二度と遊びに来てくれないかもしれない。
    そんな思いも、引越を決断した大きな理由の一つでした。


    州 ̄ 台  ̄州 Tさん・・引越、しんどかったろうね。

    おばあさんが荷物に執着をしているのは、大切な思い出の品々が心のよりどころだったから。
    整理をする気にもならずに段ボールのまま積み上げていたのは、一人ぼっちになったことに向き合いたくなかったから。


    この後、お昼を一緒に食べながら聞いたTさんの言葉に、私はさらに胸をえぐられることとなりました。


    続く。



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    [ 2012/05/11 13:51 ] 動物・植物・妖精など | TB(-) | CM(-)
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