イオンの不思議生活 new

      普通の主婦の、怖くない不思議体験と地震予測日記(関東発信)

    スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    [ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

    直感

    それは子ども3がもうすぐ3歳になろうとしていた頃のことでした。

    イオン家では、子ども1、子ども2の順番でロタウィルス(乳幼児に多い嘔吐下痢症)に感染し、最後に子ども3が発病。
    嘔吐もだいぶ収まり、あとは下痢が回復すれば大丈夫と目途がついてきました。

    仕事の休みも限界だった私は、とにかく早く元の生活に戻さなきゃとばかり考えていて、長きにわたった看病疲れも忘れ、家じゅうの洗濯(大量!)と掃除に追われていました。

    それまで吐いたり下したり、痛かったり眠れなかったりで、グズグズ泣いてあやすのが大変でしたが、その日の子ども3は静かに寝ていました。

    州 ̄ 台  ̄州 ぐっすり眠れるようになったんだなー

    寝顔に安心しながらも、私のなかにフッと一抹の不安が芽生えました。

    やけに家事がはかどる。

    何がどう、と言うのではありません。
    とにかく、「何か気になった」のです。

    大混雑の小児科は、待ち時間ばかりが長くて診察はあっという間です。
    当時かかりつけであったおじいちゃん医師は、すっかり血色が良くなり時折笑顔を見せる子ども3と、私から聞く様子で
    「もう大丈夫でしょう。お薬も必要なし。このまま帰って良いですよ」
    と太鼓判を押してくれました。

    私はホッと安心しつつ、次のカルテを用意した医師に咄嗟に言いました。

    「あの、ちょっと寝てばかりいる様子が気になるのです」

    ちょっと驚いたような顔をして、おじいちゃん医師はすぐ笑顔で言いました。

    「大丈夫ですよ。体が楽になってきたから、眠れるようになっただけです」

    州 ̄ 台  ̄州 ・・・。

    このおじいちゃん医師はベテランで実績もあり、私との信頼関係も良好で、普通ならここで帰るところなのですが・・・
    朝感じた一抹の不安が、私のなかに押し寄せました。

    「そうだと思うんですけど、何か気になるのです。大きな病院に紹介状を書いてもらえませんか?」

    初めて食い下がる私に、医師は子ども3と私の顔に視線を何度もうつしました。

    そして
    「分かりました。大丈夫だとは思いますが、お母さんがそこまで言うのなら、お母さんの安心のために紹介状を書きますよ」
    と快く引き受けてくれたのでした。


    ・・・これが子ども3の生命の分かれ道だったとは、この時気づきもしませんでした。


    その足で大きな病院へと車を走らせました。
    子ども3は、ずっとウトウトしていました。

    「後で笑い話になれば良いや」
    「・・・いや、そうなって欲しい」
    そう言い聞かせる不安な心が、私の中でだんだんと大きくなってきました。

    子ども3は、待合室ですでにろれつが回らなくなり、診察時には医師の問いかけに対し最後まで返答できない状態。
    返事をしようとしかけて、眠ってしまうのです。
    それは診察している最中にも、みるみる進行していく意識障害でした。

    「すぐに脳波!」

    女医の切迫した指示に、一気に緊張が高まります。

    脳波測定室に移動したときの子ども3は、電極をつける際の睡眠薬をまったく必要としないこん睡状態となりました。

    結果は「脳症」でした。

    ただちに入院。
    脳圧をコントロールするため脳浮腫の改善と、ロタウィルス感染症による体の脱水の改善と言う、相反する専門医療が開始されたのでした。

    ほんの数時間前まで、笑顔を見せていたわが子が。
    医師に「もう大丈夫。帰って良い」と言われた子が。

    しかし、この時の私は泣きませんでした。

    いや。
    どうしようとか泣いている場合ではありません。
    ひたすら回復を願う母親の心情に、不安は入り込む余裕すらない。
    真剣な時と言うのは、心がフラフラしないものです。


    幸い、二本目の点滴が終わる頃に子ども3はかなり清明な意識レベルで目を覚ましました。
    「お腹すいた~」

    医師から危険を脱したことを告げられた時、初めてとめどなく涙があふれてきました。


    あの時、医師の言うままに帰宅していたら・・と思うと、今でもぞっとします。

    結果的に子ども3は何の後遺症も残すことなく、医師も驚くスピードで回復できました。
    さすが子ども3です。
    (いつか書きたいと思いますが、出生時にもいろいろあった子なのです)


    念のために加筆すると、私は「自分の直感だけを信じろ!」「医師を過信してはならない!」などと言いたいのではありません。

    専門医の診断は必須ですし、結果的に子ども3の命を直接救ったのは専門医療です。
    日ごろからかかりつけ医との信頼関係もあったし(だからこそ私の様子で紹介状を書いてくれた)、退院してからもずっとそこに通っていました。
    (引っ越してからは行かなくなったけど)

    でも、時に専門知識や経験などを超越した「直感」が助けてくれることもある。

    それは霊能力とか透視能力などと言ったオカルト的な要素ではなく、
    単純に、子どもを大事に思う母としての直感だったのではないかと思っています。


    目の前にある日常は当たり前のものでもなんでもなく、本当に貴重であること。
    「生きている」とおごるのではない、「生かせてもらってる」と感謝すること。
    私の「日常生活第一主義」は、そんなさまざまな経験に基づいてのポリシーです。

    日常に潜むリスクは、地震だけではもちろんありません。
    病気や事故・経済危機や人間関係等々から、大切な人たちを守るために。
    知識や経験にかたよることなく、多角的なリスク管理で困難な時代を乗り切っていきたいものです。

    この時は、「母としての直感」が役に立ったと言うだけの話。
    長文を最後まで読んでくださってありがとうございます。

    誰かの、何かのご参考になれば幸いです。




    無料blog




    [ 2012/12/21 12:44 ] イオン的人生論 | TB(-) | CM(-)
    アクセスカウンター
    オンラインカウンター
    現在の閲覧者数:
    プロフィール

    まいなすいおん

    Author:まいなすいおん
    詳細プロフィールは こちら

    ブログ内検索


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。