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      普通の主婦の、怖くない不思議体験と地震予測日記(関東発信)

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    いつか冷たい雨が

    いつか冷たい雨が
    [ 思うこと(イオン的人生論) ] / 2006年11月09日 12時52分13秒


    今でも胸が痛くなる歌。
    知らない方も多いと思うので、少しだけ転記しますね。


    牛や鳥やおさかなも 人間の為にあるのよ
    サア残さずに食べなさい
    そんな風に言うおかあさんにはなりたくありません
    でも私だって 食べて育って来たのだし
    虫だって 殺したこともあります

    だから だから お願いです
    もう役に立たなくなったら
    すててしまったり 自分本位でかわいがったり
    小さなオリに閉じこめて
    バカにしたり きたながったり
    人間だけが えらいんだ
    なんて ことだけは思わないで下さい

       イルカ『いつか冷たい雨』←クリックでYouTube動画

    随分古い曲です。

    この曲を初めて耳にした衝撃は、今でもはっきりと覚えています。
    あまりの事の重大さに、居間でカセットに録音し、後から部屋で一人で聞き入っては何度も涙したものでした。

    小学生の頃、一度だけ飼っていた猫を捨ててしまいました。
    学校の帰り道、少しあやしただけで家まで着いてきてしまった「ニャー」ちゃん。
    その人懐こい性格で、最初は「捨ててきなさい!」と怒っていた母親まで虜にし、イオン家で数年間を過ごしました。

    賢くて、一番私になついていて、寝る時はいつも布団に入ってきたニャーちゃん。

    なのに・・・。

    ある初夏の日、家族の中でもとりわけ私だけが、体中の虫刺されに悩まされるようになりました。

    蚤でした。
    動物につく蚤が、人間の血を吸うだなんて、想像もしていなかった事でした。
    当時はまだ、蚤とりの薬がある事も知らず、また知っていても家族がギリギリで食べているような経済状況で、到底猫にお金をかけることなど出来ませんでした。
    同じ布団で寝ないようにしても、何度も櫛を入れても、次第に蚤の数は増えていきます・・・。

    ニャーちゃんはかわいい。
    でも、蚤に刺されたところは、痒い。

    小学生なりに、物凄い葛藤がありました。

    両親は、恥じらいの出てきた年代の私の足に、たくさんの掻き傷が出来るのを見て
    「もう捨ててくるしかない」
    と言いました。
    しかし「そんなの嫌!」と泣く私に、さすがの両親も躊躇があり、実行出来ずにいたのです。

    ところが・・・。

    ある時、ニャーちゃんがお腹を壊したのです。
    そして私の大事なランドセルを、後半年で卒業と言うところで、汚して使えないほどにしてしまったのです。

    卒業まで使いたい、と思っていたランドセル。
    大事にしていたのに・・・。

    私はニャーちゃんを激しく叱りました。
    もちろん、ニャーちゃんに悪気があるはずは無いのに。

    そして───。
    ついに言ってしまったのです。

    「もう捨ててきてもいい」

    その日の夜、父親はダンボールに入れたニャーちゃんを、小学校近くの公園に置いてきました。
    数日後、少し瘠せたニャーちゃんが帰ってきました。

    動揺しました。

    しかし、せめて・・との思いでエサをたっぷり食べさせて、「また情がうつってしまうから」と言う理由でその日の夜に、父はもっと離れた場所にニャーちゃんを置いてきたのです。

    ───もう二度と、ニャーちゃんは帰ってきませんでした。


    トイレも、エサ皿も片付けられて、ニャーちゃんの記憶は少しずつイオン家から消えていきます。
    いや、皆の心の中の「後ろめたさ」が、ニャーちゃんの記憶を少しでも早く消したかったに違いありません。


    一度だけ・・。
    「あれ?ニャーちゃん?」と思った夜がありました。
    いつもの猫用の出入り口から、ニャーちゃんが入ってきたような気がしたのです。
    何となく、いつもの鳴き声が聞こえたような・・・。
    「まさかね~・・」
    フワッとそんな気がしただけで、実際には風が入ってきただけでした。


    私は中学生になりました。
    相変わらず動物好きで、道で子猫をあやしたりしても、ニャーちゃんのことを思い出すこともありませんでした。

    その頃、イルカの冒頭の曲を耳にしたのです。
    直ぐにニャーちゃんを思い出しました。
    もう消したかった記憶から逃げることは出来ない、と思いました。

    部屋で一人泣きながら、犯した罪に初めて面と向かい合い、心の底からニャーちゃんに謝れたのです。

     ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・。

    未だにこうして書いてても、涙が止まらなくなってしまいます。
    実は先日、一回書いて全部消しちゃった記事と言うのは、このことだったのです。
    卑怯ですよね。ずるいですよね。ホント。

    でも、意を決します。
    どんなに格好つけても、過去を変える事は出来ない。
    償いとは、未来に向かっているべきなのですから。


    ニャーちゃん。
    本当にごめんね。
    あんなに酷い事をしたのに、あなたは自由になったとき、当たり前のようにうちに帰ってきてくれたよね。
    恨んでいてもおかしくないのに、いつもの人懐こい声で、甘えるように鳴いたよね。
    強い者が弱い者を守る。
    そんな当たり前の事が、あの時の私には出来なかった。



    先日も、どこぞやのペットランドで、たくさんの犬たちの悲しい末路が報道されていました。
    でも本当は、目を背けているだけで、もっと悲しい現実が報道もされずに繰り返されているに違いない。


    心からの懺悔をこめて祈りたい。

    悲しい命が、一つでも救われますように。


    まいなすいおん、まだまだ駄目駄目人間。
    それでも今日まで生きてこれたのは、たくさんの命をつむいできたから。
    二度と同じ罪を作らぬよう、悔いを残さぬよう、今、私に守れる命を全力で守っていきたいと思います。



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